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          水質測定項目ってなんだ?
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                   今年(2000年)の測定では以下の9項目について測定した。

                   (各項目を選ぶと同ページ下述の用語解説にとびます。)



                 ○水温 ( HORIBA マルチ水質モニタリングシステムU-21)

                 ○pH ( pHメータ HORIBA マルチ水質モニタリングシステムU-21)

                 ○溶存酸素量(DO) ( DOメータ CKC社,ULTRA-DO METER UD-1)

                 ○導電率 (導電率メータ HORIBA マルチ水質モニタリングシステムU-21)

                 ○濁度 (濁度メータ HORIBA マルチ水質モニタリングシステムU-21)

                 ○生物化学的酸素要求量(BOD) (試料を20℃で5日間放置した後のDO測定)

                 ○化学的酸素要求量(COD)  (酸性過マンガン酸カリウム法)

                 ○イオン成分: 陽イオン (Na+、K+ 、NH4+、Ca2+、Mg2+)

                            陰イオン (Cl-、SO42-、PO4 3-、Br-、NO3-、NO2-)

                               (Dionex DX-120型)

                                     ○ 硬度 (イオン分析より得られたCa2+、Mg2+濃度より算出。)

                                総硬度 = 2.5×Ca 2+ +4.0×Mg2+







             ちょっとまって・・・ わからない言葉もあると思うので少し解説しよう。
                  もっとわかりやすく!と思う人は専門書や入門書を買ってください(おいおい)。



          化学的酸素要求量 (COD:Chemical Oxygen Demand)

       CODとは、一定の強力な酸化剤(今回は過マンガン酸カリウム)を用いて一定の条件で試料水
      を処理した場合に消費される酸化剤の量を求め、それを対応する酸素の量に換算して表したものであり、
      試料水中に還元性物質がどのくらい有るかを示す数値である。

       還元性物質としては、各種の有機物、亜硝酸塩、鉄(�)塩、硫化物などが考えられるが、多くは有機物が
      主要なものであり、CODを有機物量の相対的な比較の尺度と考えても差し支えない場合が多い。

       水質汚濁物質には家庭や工場から排出される有機物をはじめとする還元性物質が多い。よって、酸化剤の
      消費量を求め、有機物による水質汚濁指標とすることができる。






          生物化学的酸素要求量 (BOD:Biochemical Oxygen Demand)

       BODは主として水中の有機物が微生物に分解されることにより消費される酸素量を示し、微生物に分解されやすい
      有機物量の目安となる。水中の好気性微生物は餌として汚濁物質である有機物を食べる。その時に酸素を消費する
      のである。

       よって水中の有機物が多いほど酸素の消費量が増える。

       BODは試料水を20℃の暗室に5日間放置した後のDO(溶存酸素)を測定し、採水当日のDOとの差を求め
      BOD値とする。






          溶存酸素 (DO:Dissolved Oxygen)

       DOとは水中に溶けている酸素量のことである。水中・地上に住む生物が酸素を必要とするように、水生生物も
      水中に溶存する酸素を必要とする。DOが多ければその分良好な水質であることが多く、生活環境における大切
      な指標となる。

       DOは夏期に水温が高くなるにしたがって値が小さくなっている。これは気体の水への溶解が温度に依存している
      ということを表している。






          pH

       pHは水の酸性、塩基性(アルカリ性)を示す重要な指数である。水中の水素イオン濃度[H+]の逆数を対数で示し
      たものである。pH値を左右するのは主に炭酸塩である。その他の要因としては、岩石や土壌などの地質的因子、
      温泉や火山による影響、植物の光合成・微生物の分解活動などによる生物的因子、また工業や鉱業などの排水・
      排煙に由来するといった人間活動による影響なども考えられる。





          導電率

       水の導電率は溶存イオン量の目安であり、イオン量が増すと導電率も増大する。物質中の電流の流れ易さを示す
      指標となる。

       水中の溶存物質が比較的少量の場合は、導電率はほぼその量に比例して変化すると考えられるので、導電率は
      全溶解物質のおよその値を推定することができる。導電率とは抵抗の逆数の意味で用いられる。





          各イオン成分・水温について

       後述する。結果と一緒に解説しようと思うのでここでは省略させていただく。





          濁度

       水の濁りの程度を表すのが濁度である。一定のカオリン(白色良質の粒土の総称)1mgが水1L中に含まれている
      場合の濁りを「濁度1度」と定義されている。水の濁りの原因となるものは地表の粘土性物質、有機性物質、プラン
      クトン、微生物、その他種々の排水成分などである。

       濁度は透過散乱法を用いた測定をしている。この方法は、光源より試料に光速を照射することによって、
      試料を透過する透過光と試料中の濁度成分によって散乱された散乱光を受光器で各々測定し、その比率に
      基づいて濁度を表示する方法である。





          硬度

       硬度とは水中に存在するCaイオン及びMgイオンの合計量のことであり、これらが1L中に0.02mg当量含む場合を
      「硬度1」であると定義されている。これはCaイオンとMgイオンをそれに対応するCaCO3に換算して、1L中に
      1mg含む溶液に相当する。

       従来は石けんの泡立ちを阻害する能力の尺度として測定されていた。








             どうやって測ったの?・・・測定方法




      1.pH、溶存酸素、導電率、濁度はメータを使用し、現地で測定した。

      2.BODとCODはJIS規格の工場排水試験方法に基づく方法で、

        採水後、試料を氷冷して実験室に持ち帰り測定した。

      3.含有イオンについてはイオンクロマトグラフを用い、陽イオンについては5種類のイオン、

        陰イオンについては6種類のイオンの合計11種類のイオンについて測定を行った。

      4.硬度についてはイオンクロマトグラフィーにより得られたカルシウムとマグネシウムの

        定量結果から算出した。





                              補足

        測定は午前から午後のおよそ6時間かけて行ったので、測定に時間差が生じてくる。

       この測定項目のうち、日照や流れの変化で変動しやすい指標は、水温、pH、溶存酸素、濁度である。

 
        私たちの測定では、これらの指標値に流域による違いと時間差のふたつのファクターが入ってくるので、

       指標値と流域との関係を解釈することは難しい。一方、その他の指標値は採水差はあまり影響しないので、

       これらの指標値ついて流域特性を調べた。





        それでは次に、上流から中流にかけての水質の変化と、1ヶ月毎の同地点での水質の変化を見てみよう。



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